栢田仁組部落の獅子舞

昭和59年に県の無形民俗文化財に指定されている。以下、千葉県教育委員会「仁組獅子舞」の説明より抜粋。


江戸時代の天明年間(18世紀後半)頃、全国的な大飢饉にみまわれた際に、上総国作田村(現在の九十九里町)の住人が五穀豊穣と疫病退散を祈願して獅子舞を奉納し、これが後に栢田村に伝わったのがはじまりといわれている。獅子は狛犬型の朱塗りの獅子頭に幡幕をつけ、中に前足役、後足役各1名が入って舞う2人立ちの獅子舞である。以前は毎年1月28日の石尊講に演じられていたが、今は1月8日の初茶飯の日に行われている。この日は、地区内30戸あまりの家々を一軒ずつ回って獅子舞が舞われる。

獅子舞の演目には、「平獅子」「狂い獅子」「四ツ足」「梯子獅子」「鳥刺」「和唐内」「新和唐内」「釣り玉」等がある。中には、獅子が登場する寸劇のような構成のものもあり、観客を飽きさせない。中でも「梯子獅子」は高さ約12mもの梯子の上で獅子が曲芸を行う勇壮なものである。

また、道中の囃子としては、伊勢参り・馬鹿囃子・羯鼓囃子・ちょんき節等の曲があります。あんば囃子や俗謡をとり入れ、独特の郷土色豊かな楽曲となっている。

場所匝瑳市栢田地区
お問い合わせ匝瑳市観光協会事務局(☎0479-73-0014)
日程毎年1月8日
駐車場
関連URL匝瑳市ホームページ「栢田仁組獅子舞」紹介ページ
https://www.city.sosa.lg.jp/page/page000932.html
千葉県教育委員会「仁組獅子舞」のページ
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p321-052.html