葦茅神社祭礼(4/6)

匝瑳市葦茅神社祭礼のご案内

祭礼の特徴

匝瑳市米倉地区で毎年4月第1日曜日に開催される伝統行事、葦茅神社の春季祭礼が今年も執り行われます。葦茅神社は1534年に現在地に遷座され、江戸時代には「大宮大六天」として地域の産土神(うぶすながみ)として崇敬されてきました。明治期に現在の名称に改称され、匝瑳市八社巡りの一社としても知られています。五穀豊穣と家内安全を祈願するこの神事は、地域コミュニティの結束を象徴する大切な行事です。

神輿渡御

午前8時から約12時間かけて地域内を巡行します。魚さぶ本店や越川竹材店など計10か所の拠点で神事が行われ、最後に葦茅神社に戻ります。神社到着後には「ご神体くぐり」が行われ、西光寺住職が神体を掲げた下を参列者がくぐることで無病息災を祈願します。

祭礼の見どころ

米倉囃子連が祭礼を主導し、西本町囃子連との60年以上続く協力関係による共演が見どころです。両団体は色鮮やかな祭半纏(はんてん)姿で登場します。また、子供神輿の参加や女神輿の披露も行われ、世代を超えた地域の絆を感じられる場面も見られます。西本町囃子連の子どもたちと米倉地区の子どもたちが共に神輿を担ぐ姿は、伝統の継承を象徴しています。

「雨祭り」の異名

過去の記録では降雨率が高く、「雨祭り」とも呼ばれています。雨に見舞われても、参加者はカッパを着用して祭礼を続行する熱意を持っています。2018年の祭礼でも雨中での実施例があります。

開催概要

  • 日時:2025年4月6日(日) 午前8時20分~
  • 場所:葦茅神社(匝瑳市米倉地区)
  • 雨天:決行(「雨祭り」とも呼ばれています)
  • 特徴:匝瑳市八社巡りの一社
  • お問い合わせ:匝瑳市観光協会事務局(☎0479-73-0089)

春の訪れを告げるこの伝統行事に、ぜひお越しください。地域の歴史と文化に触れる貴重な機会となるでしょう。詳細については匝瑳市観光協会までお問い合わせください。