伝統の舞が織りなす「松山神社春季大祭」


匝瑳市の春を彩る伝統行事「松山神社春季大祭」が2025年4月13日(日)に開催されます。
この春季大祭では、四百年以上の歴史を持つ「下総十二神楽」が奉納されます。華やかな衣装に身を包み、表情豊かな神楽面をつけた演者たちが、笛や太鼓のお囃子に合わせて舞う姿は圧巻。市の無形民俗文化財に指定されているこの伝統神楽は、天下泰平・五穀豊穣を祈る神事として大切に受け継がれてきました。
神話の世界を今に伝える十二座の神楽
松山神社神楽保存会によって伝承される神楽は、全12演目(十二座)で構成されています。天狗の先導で始まり、天鈿女命や須佐之男尊など神話の神々が次々と登場。優雅で荘厳ながらも、時に滑稽な動きで観客を笑わせる親しみやすさが魅力です。
- 全演者が神楽面をつけ、太刀・鈴・扇・榊などを持って演じます
- 演目によっては謡(うたい)が伴います
- 演者はすべて男性で、伝統の所作を今に伝えます
お楽しみ!餅投げイベント
演目の途中では「餅投げ」が行われ、お菓子や餅が観客にまかれます。特に地域の子どもたちに人気のイベントで、春の訪れを祝う喜びがさらに広がります。
フィナーレは神秘的な「〆切」
約3時間にわたる神楽の最後を飾るのは「〆切(しめきり)」の演目。須佐之男尊が神楽殿に巡らしたシメ縄を刀で切る所作が行われ、荘厳なフィナーレを迎えます。江戸時代初期から続く伝統の舞をぜひご覧ください。
イベント概要
- 場所:松山神社(匝瑳市松山1127番地)
- 日程・時間:4月13日(日) 13:00~16:00
- 駐車場:有
- お問い合わせ:☎0479-73-3339
- 関連URL:松山神社ホームページ
春の一日、匝瑳市に伝わる伝統神楽の世界をお楽しみください!